2016年6月25日土曜日

Binson Echorec2 Overhaul & Repair 11

Binson Echorec2





MOD. B2     serial No. 99X

Repair 



Head Adjustment の前に

この Echorec2 の

Serial No. 99X



調べてたら・・・・もしかして

1960~1961年製?

50年~60年前の製造なのに

2016年にまた生き返るとは

すごいですね(笑)


アナログ回路はいい意味で

単純で堅牢ですね。










Head Adjustment


ヘッド5個の高さを合わせました













Drum に接触させました






ヘッドが Drum に非接触か接触か?

調べました。が~


1. Tape Recorder は Tape に接触。

2.  Binson Echorec の記録方式は

Wire Recorder  の応用?

これも Head に Wire が接触。


によると

Head が Drum に接触する力を

0.01N (1g) 以下と書いてあったので

やはり 接触かと?

非接触は都市伝説かも??(笑)










Head Adjustment する前に


Trim Pot

Wet/Dry Mix を Wet へ .

Echo音が聞きやすくなります。



















Head Adjustment が終わったら

#1~#4 Playback Head

Vol. & Tone

Trim Pot の調整です



この右端のSW

Playback Head 切り替えスイッチです。

1→Playback Head #1 only

2→Playback Head #2 only

3→Playback Head #3 only

4→Playback Head #4 only

5~12 → Mix






Playback Head SW を

切り替えながら

VolumeもToneも

あまり効かないけど

バランスをとりました。


これで Memory System の

調整は終わり。



次回 故障原因の再現します(笑)


実は本人、

何が故障の原因だったのか

わかってません?

でも再現してみます

2016年6月18日土曜日

Binson Echorec2 Overhaul & Repair 10

Binson Echorec2  Overhaul & Repair 10









Record Head のチェックです


Binson Echorec P.E.603-T から

比較用 Rec Head を外します。

この P.E.603-T は

トランジスタ回路なので

Head の規格も違うかも・・・。








録音・再生ヘッドのうち

ほとんど 300Ωなのに

600Ω が 1個ありました(笑)






これと

Echorec2 の Record Head (600Ω)と

比較します。







たしか Rec Head は 400Ω と

調べたのですが

まぁ 手持ちはこれしかないし・・・・・




Echorec2 の再生ヘッドに

近づけてチェックします。






1kHz 正弦波もどきを

このEchorec2 に入力してます。


Rec Head からは

それらしい 感じの音

(50kHz~60kHz Biasing shakes up.

The superimposer superimposes a signal


 having predetermined frequency on the


 bias voltages.


重畳音)が

Playback Head を通して

外部アンプから聞こえました。



何よりも

Magic Eye indicator が反応してることに

感激です。

もしかして

回路内の致命的な故障が

直りつつあるのかな?? (笑)



次回 Head Adjustment してから

故障の回復状況を

見てみます。


2016年6月12日日曜日

Binson Echorec2 Overhaul & Repair 09

Binson Echorec2  Overhaul & Repair 09





Binson Echorec2 Repair が

進展せず(汗)





素人が故障箇所を探すのには

一苦労(笑)


あっちこっち 推測で故障個所を

探すも



また行きついたのが

Record amplifire and bias oscillator 部。



100pF の Variable Capacitor









Variable Capacitor を測定するのに

それと連絡する 10nF Capacitor を







外して 再度測定し












100pF (0.1nF)  に近い値に調整できました。

調整できるということはこの部品は

動作してるということ ??



次は Record Head を

違うものに取り換えて

動作の違いがあるかどうかで

Record Head の良否を

判定しようと思います。





2016年6月4日土曜日

Binson Echorec2 Overhaul & Repair 08

Binson Echorec2  Overhaul & Repair 08













パソコン オシロスコープ用の

入力バッファを作りましたが



1kHz(疑似)正弦波を入力しても

電圧を上げてやらんと動作せえへんし

なんか ギザギザ波形になってしまった(笑)





この入力を音で聞くと

違和感のない1kHz正弦波 ビー音なのに・・・・・

どうしてでしょうか??????

何をしても疑問が増えるばかり???

















入力バッファを取り去って

1kHz正弦波を

パソコンオシロスコープに入力すると

きれいな波が表示されます。(笑)

やっぱ 入力バッファなしで

高電圧を避けて測定しましょ。














前回までは

Around the

Record Amplifier and Bias Oscillator

の故障を

疑っていました。




Recording Head の抵抗を測定したり

(633Ω)

50kHz 発振させる回路も疑っていましたが






な~んか 違うような~感じ。
















なので

基本に帰ってみることにしました。


Recording Drum は

外したまま


Echorec2 の Input #1 に



エレキギター出力と同じくらいの

10mV の 音楽を入力。


Output #1 には小型アンプを繋ぎ







正面 3個のセレクタースイッチの





#1 ON

アンプから 音楽  鳴らない。



#2 ON

アンプから 音楽 鳴った(笑)



#3 ON

アンプから 音楽 鳴った(笑)




逆やん!

なんで #1 ON で 音楽 鳴らないの ? ? ?










同じ条件に加えて



Playback Head に

1kHz 正弦波を再生中の

Headphone を近づけ

セレクタースイッチの


#1 ON

アンプから

1kHz 正弦波のビー音だけ! 鳴った


#2 ON

アンプから 音楽だけ 鳴った。


#3 ON

アンプから 音楽だけ 鳴った。




これって

Binson Echorec2 

Input #1 に

入力した音楽信号が

処理途中の回路のどこかで

アースに落ちて

消えてしまってるとか

(この結果からは断線は考えられないかも)

考えられませんか?




まだまだ 続きます。




Echorec 修理中の方々。

および Echorecをお持ちで

将来の故障に不安を持ってられる方、

情報を共有しませんか?

良ければ 下の ✉メールマークから

コメントをお願いできませんか。(笑)